第22号
「ようこそ 珊瑚舎スコーレに」
夜間中学校 2年生 宮城元治
みなさん今日は。私は二年の宮城元次と申します。
今日は勇気を持って良く我が母校、珊瑚舎スコーレに入学を決意して頂き有り難う御座います。全校生徒で歓迎致します。みなさんも始めは緊張すると思いますが月日が流れて一年が経ちますと私たちみたいにずうずうしくなりますから心配しないで下さい。私たちも最初はみなさんと同じでした。今ではそんな思いはどこへいったのでしょうか。先生や上級生のみなさんともすっかり友達感覚になり、解らないところは先生や上級生に聞いて勉強しています。みなさんも私たちと同じようになりますから心配する必要はありません。みなさんも私たちと同じ年配の方々が多い事と思います。私たちはみんな友達です。ですからなにも恥ずかしがる事はありません。私たちと共々に勉強して参りましょう。この度私たちにもやっと勉強するチャンスが来たのでこの機会を与えて下さった星野校長先生に心より敬意の意を表します。星野先生また関係者の先生、ボランティアのみなさん本当に有り難う。
最後に私は言いたい。みなさん学校を卒業するまで全員で心のこりがないように頑張りましょう。またこの学校を開校したのは星野先生である事を忘れないで下さい。文部省や沖縄の偉い政治家でもありません。一生懸命勉強してご恩返しをしましょう。勉強は常に自分との戦いである事をどうか最後まで忘れずに今の気持ちを大切にして頑張って下さい。学校を出て本当に良かったと思える自分になって下さい。終わり。
「珊瑚舎スコーレ開校5周年おめでとう」
琉球朝日放送ニュースキャスター 宮城 さつき
私が珊瑚舎スコーレに取材で訪れるようになって1年。いったい何回この階段を登ったのだろうと考えた私は、取材ノートと取材テープを確認してびっくり!!
なんと延べ60回、6日に1回は珊瑚舎スコーレを訪れていたことになるのです。通常の企画取材だと、精々通っても3回が普通なのですが、夜間中学の特番を作らせてもらうという名目はあったものの、さすがに多すぎ…でもそこにはちゃんと理由があったのです。それは、私自身がすっかり珊瑚舎スコーレの雰囲気にハマッテしまったということ。珊瑚舎スコーレは不思議な所で、一度足を踏み入れると、あの人を包み込むような優しい空間が心地良くなってしまうのです。夜間中学に通う皆さんとのおしゃべりが楽しくて、ついつい取材の無い日まで通ってしまいました。(笑い)
1年間珊瑚舎スコーレに通って一番に感じるのは、ここには『学びの原点』があるということ。人は何故学ぶのか、誰の為に学ぶのか、学ぶことの意味とは何なのか、その答えがここにはあるように思えるのです。『学校』という枠に決して生徒をはめ込まないのが星野校長の教育スタイルですが、学び舎は生徒自身が作っていくものと話す通り、ここでは生徒1人1人がうまい具合に個性を発揮し、それでいて見事に調和がとれているのです。前期・後期の学習発表会、「まにまに祭」や「うりづん庭」をご覧になった方なら、その意味を理解して下さることと思いますが、生徒達が自ら企画し披露する舞台は、実に伸びやかで創造性に富んだものとなっているのです。
その最たるものが、4月15日に行われた珊瑚舎スコーレ開校5周年記念のミュージカル。昼間の生徒も夜間中学の生徒も、本当に楽しそうに、共に手を取り合い、目をきらきらさせながらステージに立つ姿には、何度も目頭が熱くなりました。
まさに、珊瑚舎スコーレの5年間の集大成がそこにはあったように思えます。そしてそれは、舞台にあがる生徒だけではなく、珊瑚舎を支えてきた、事務局、講師、ボランティアの方々の熱い思いがステージに詰まっていたからこその成功だと思います。
こんな学校がもっと増えていったら、きっと今テレビから流れる青少年の悲しいニュースも減っていくのに…素直にそう思えるのです。
これからも、その自由で伸びやかなスタイルで『学ぶことの素晴らしさ』を全国に向けて発信し続けて戴きたいと思います。
個人的には、これからも心の洗濯に、ちょくちょく足を運ばせて戴きますのでどうぞ宜しくお願い致します。
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